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2014.11.28 Friday

【記事】KEN-T "JUSTICE" INTERVIEW

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    北のアングラからヒップホップの聖地渋谷アングラへとさらに奥深く潜り込んで16年!!今、渋谷アングラ・シーンで注目される孤高のリリシストが、研ぎ澄まされた言葉を武器にして沈黙を破る!!Secret Maneuvers Recordings第三弾作品。KEN-Tの長いキャリアで培って来た経験が余すところなく音と言葉に濃縮された一枚となった。今回、全曲のトラック/プロデュースを担当した、Secret Maneuvers Recordingsレーベル・メイトであるI.Bproductionによる90'sフリークも唸らすMPCとサンプリングのみで構築されたドープなビートに、KEN-Tのこれまでの生き様と魂の言葉が刻まれたリリックが執拗なまでに絡み合う。


    まずは、アルバム発売おめでとうございます。リリースを迎えてどんな気持ちですか ?

    KEN-T(以下:K) :ありがとうございます。無事リリースまで辿りつけて正直ホッとしています。発売日のちょうど2ヶ月前に、足を骨折して1ヶ月程入院していました。今も松葉杖なんですが…、RECが終了していましたのでどうにかレーベル・メンバー協力のもと予定どおり発売日を迎えることが出来ました。今回、アルバム制作に関わっていただいた皆さんには本当に感謝しています。


    今回は、レーベル・メンバーの協力が非常に大きかったようですがSecret Maneuvers Recordingsについてお伺いできますか?

    K:Secret Maneuvers Recordingsは、RATLAPが主宰するレーベルですね。最初、RATLAPがソロの作品を出す時に何かしら形が必要だと思い、自分名義のレーベルにしようと作ったのですが、LANDTECHNIKSがレーベル第一弾として「Struggle In The Silence」をリリースしたのをきっかけに、I.B productionのヒロキ君や自分がRightChordStudioに頻繁に出入りし始めて、会う機会が増え、皆が加入し今の形になりました。そして、LANDTECHNIKSに引き続きレーベル第二弾I.B production×DJ YOSUKEによる「MIDNIGHT COLLECTION」が去年リリースされ、今回レーベル第三弾としてKEN-T「JUSTICE」がリリースされます。レーベルとしては、年明け以降も続々とリリースを控えておりI.B productionとMITTSUNの新しいユニットのアルバムとそれぞれのアルバムもリリース予定です。


    アルバムの話に戻しますがCDのリリースは一つの目標でしたか?

    K:もちろん目標ではありましたが、それ以上にここからが始まりという意識ですね。自分自身、キャリアは十数年ありますが、今回のアルバムが1stで初リリースということになります。今までもライヴやフリー音源をストリートへドロップするなど活動して来ましたが、アルバムをリリースするということはアーティストとしてさらに一歩踏み出したという心境ですね。


    プロフィールによると、「1990年代後半、地元北海道にてキャリアを開始。2000年代に入り上京しラップ・グループ、2ndcolosseumを結成し都内で活動をする。その後、KEN-Tとして都内のクラブ等を中心に活動を開始する。」とのことですが、ラップを始めたきっかけから現在に至るまでをお伺いできますか?

    K:地元は、北海道釧路という港街です。今でこそ、地元にもラップをやっている人達が普通にいますが、自分が始めた頃は先輩を含めても地元でラップをやっている人は片手程しかいませんでしたね。地元で、初めてのクラブへ先輩に連れていってもらい、ヒップホップ・カルチャーに一発でやられました。そんな中、ダンスやDJを始める仲間が増え、気づけば自分はマイクを握ってました。その後、それぞれが地元を離れ札幌や海外へ活動拠点を移し自分は東京(渋谷)での活動を開始しました。活動拠点を移して、2ndcolosseumを結成し渋谷にて活動を開始し2枚のフリー音源をストリートへドロップしましたが、正規リリースすることなく解散しました。その後、KEN-Tとして活動を開始する訳ですが、その時期にLANDTECHNIKSのMITTSUNが自身のオーガナイズするイベント「WILDSTYLE」に別の現場で一緒になった際にブッキングしてくれて参加するようになりました。「WILDSTYLE」には、RATLAP(EX.FIND MAKET)、チャック,ヒロキなんかが出ていていました。そこでの出会いが、Secret Maneuvers Recordingsと繋がっています。


    今回、クレジットを見るとトラックについてはI.B productionのフル・プロデュースとなっていますが経緯についてお伺い出来ますか?

    K:KEN-Tとしてソロで活動を開始した時から、1stアルバム・リリースを念頭において動いていました。Secret Maneuvers Recordingsメンバーと出会うまでは、様々なトラック・メイカーへ依頼したり、共に作業したりして楽曲を制作していましたが、リリックの世界観にフィットする音に出会うことが中々出来ませんでした。まだ、Secret Maneuvers Recordingsからリリースという話も出ていない頃、I.B productionのヒロキ君がI.B production×DJ YOSUKEのミックスCD「MIDNIGHT COLLECTION」に1曲参加しないかと声をかけてくれて何曲かトラックをもらいました。その時もらったI.B productionのミニマルでドープなサウンドにやられました。今まで、自分が描いていた世界観を表現するにはI.B productionのビートしかいないと思いフル・プロデュースでお願いしました。





    ラップは、言葉選びに重点を置いているように感じますが、リリックはどのように書いていますか ? また書く際、意識していること等ありますか ?

    K:そうですね、リリックを書く上で言葉のチョイスは慎重になります。自分のリリックは、比喩表現や言葉を繋いで情景を想像させることでリアルを表現しています。もちろん、ストレートな表現の曲もありますが聴いた人それぞれの立場で解釈でき共感することの出来る言葉選びを心がけています。言葉はその時の心境によって表情を変えますので、自分を偽って書いたリリックは大体後日ボツになります。自分の場合は、1曲のリリックが完成するまでに何回も書き直しをするのでリリックを書くペースは遅いですね。ただし、完成したリリックは聴く人の鼓膜をノックして確実に振り向かせることが出来ると思っています。


    あえてあげるなら、今回の作品で、最も振り切ったリリックが書けた曲は?

    K:アルバム・リード曲の“MyJustice”ですね。I.B productionから、このトラックを渡された時にアルバムのメインになるビートが出来たと言われました。自分も聴いた瞬間に、これだと思いアルバムのコンセプトなるテーマを持ってこようと思いましたね。今までの人生を振り返り、誘惑に負けたり、長い物に巻かれたり、現実から目を背けたり…、自分自身の正義は一体どこにあるんだろうか、ここから先何があっても自分自身の正義を貫くという決意を込めリリックを書きました。パーソナルな曲になっていますが、世の中を見渡せば何が正義かなんてさじ加減一つで変わるんですよ、だからこそ各々が思う正義を貫かなくてはいけないというメッセージも込められています。





    基本的にラッパーのフィーチャリングは、RATLAP、MITTSUN、ヒロキのレーベル・メイトで固めていますが?

    K : 先ほどお話ししたビートと一緒で、自分の世界観を全面に出すために普段から一緒に制作をしているレーベル・メイトで固めることにしました。


    そんな中、7曲目の“Flexible”にはHINOWAも参加していますね。こちらはプロフィールにもあるイべント「Flexible」とリンクしているのでしょうか ?

    K: そうですね、渋谷Lamafaにて奇数月第4日曜日にイベント『Flexible』を主催しています。個人では、初のオーガナイズ・イベントなんで1周年の時に曲を作りました。アルバム制作が決まった時、必ず入れようと思いました。「Flexible」は、自分の活動を象徴するイベントなんですよ。出演者全員が生粋のヒップホップ好きで黒い音が流れてる濃いイベントです。


    ズバリ、自分の音楽性に影響をもらたしたものは ?

    K:ヒップホップで言えば、Boot Camp Clikですね。特に地元のクラブで前座を務めた、SMIF-N-WESSUNはその中でも特に影響を受けていると思います。その他には、Machinedrum、Unkle、Prefuse 73、boards of canada等ボーカルが乗ってないビートだけのものを昔からよく聴いてました。レーベルで言えば、Mo'Wax、Warp 、Ninja Tune, Merckあたりですね。一時、ヒップホップを一切聴いていない時期があってその頃はジャングル、ラガ・ジャングル、ドラムンベース、ダブステップを聴いていました。今は、様々な音楽を経由し改めてヒップホップの醍醐味であるサンプリングの格好良さにやられています。


    今後の活動予定を教えて下さい。

    K: 先ほどお話した、自身のオーガナイズ・イべント「Flexible」を中心にライヴをやっていきたいと思っています。特に12月、1月はリリース後ということもあり、積極的に色々なイベントでライヴしたいと思っています。現場で、生のライヴを見ていただければKEN-Tというアーティストの熱量を感じて貰うことができる思います。レーベルとしても、年明けにI.B PROとMITTSUNの新しいユニット、Accordian Mantraがカセット・テープでアルバムをリリース予定ですし、各々のアルバムもリリースする予定です。RATLAPもアルバムに向け着々と作成しておりデモを聴かせてもらっていますが、クソやばいので楽しみにしていてください。



    profile : KEN-T
    1990年代後半、地元北海道にてストリートで出会った仲間達とラップ・グループを結成しキャリアを開始する。地元のクラブでは、国内外からのゲスト・ライヴの前座を務める。その後、2000年代に入り上京しラップ・グループ、2ndcolosseumを結成し渋谷にて活動を開始する。2枚のフリー音源をストリートへドロップし好評を博すも正規リリースすることなく解散となる。その後、KEN-Tとして都内のクラブ等を中心に活動を開始する。2013年にはSecret Maneuvers RECORDINGSのレーベル・メイトでもあるI.B productionとDJ YOSUKEによるオール・オリジナル楽曲でのMIX作品「Midnight Collection」に参加。




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