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2013.09.02 Monday

【記事】HUNGLY "風穴" : INTERVIEW

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    2013年9月4日に自身初となる全国流通のアルバム「風穴」をリリースするラッパー“HUNGLY”にインタビューを行いました。「無名のラッパーによる底辺からのラップ」と話す今作「風穴」について、そして自身についても話していただきました。音楽、人、政治、国など考えさせられる内容となった今回のインタビュー、一見の価値ありです。



    まずはリリースおめでとうございます。 自己紹介をお願いします。

    HUNGLY : ありがとうございます。ラッパーのHUNGLYです。新潟県を拠点に活動してます。


    ラップを始めたのはいつですか?

    HUNGLY : 19歳の時ですね。MCバトルに出場したのが初ステージです。


    アルバムの収録曲「回想」でも自身の過去の話を歌われてますがHUNGLYさんの地元、小千谷はどんな場所ですか?

    HUNGLY : 一言で言うと「田舎」です。有名なのは錦鯉と闘牛、世界最大の打ち上げ花火としてギネスブックに登録されている花火が上がる土地です。あとは町の規模の割に美味いらーめん屋がやたらと多い、そんな場所ですね(笑) 音楽的なものを感じさせるものや雰囲気は皆無に等しいかと思います。周りにラップ、DJ、ダンスとかやってる人は今でこそ多少知ってますが、ヒップホップにどっぷりハマり始めてた高校生くらいの頃はそういった知り合いは皆無でした。新潟にクラブがあるということも本当二十歳近くまで知りませんでしたね(笑)。


    そんな環境の中ラップを始めるきっかけ、一歩を踏み切るきっかけとなったことはどんなことでしたか?

    HUNGLY : 高校卒業してから新潟市に引っ越したんですが、バイト先でイヤホンで曲聴いてたらバイトの先輩が声かけてきて「何聴いてんの?」「ヒップホップです」「俺イベントやってるから遊びに来いよ!」という感じで新潟にクラブがあるのも知って、たまたま遊びに行ったイベントで意気投合した仲間とラップを始めたという流れですね。仲間と組んだクルーは今は解散しましたが。


    偶然が重なり合って今に至る感じですね。今作に関してHUNGLYさんとしてはどんなアルバムですか?

    HUNGLY :「カウンター」ですかね。前習えみたいなこととか周りと同じようなことはあまりしたくないし、言いたくないのでひねくれてる部分とか変わったことを言ってる部分はあると思います。皆が皆同じことやって同じこと言ってたら表現者として俺が存在する意味がないと思ってます。だからこのアルバムが凝り固まった観念へのカウンターになればと思います。あとはヒップホップの魅力っていうんですかね、ヒップホップはマイナスをプラスに変える力があると思いますのでそういった部分も表現してます。 そういう部分も感じとってもらえたらと。


    「カウンター」良いですね。曲を作るとき、歌詞を書くときに意識されてることはどんなことですか?

    HUNGLY : 歌詞に関しては「言ってることがわかるように」「聴き取れるように」の二つですね。いろんなラップがあっていろんなトピックがあっていいと思うんですが、歌詞がスッと入ってこない曲、言いたいことがわからない曲は自分がリスナーだったら「なんとも言えない曲」みたいな感じで終わってしまいますね。普段ラップを聴かない人がラップに関して「何を言ってるのかわからない」と言いますが、普段からラップを聴いてる人はラップを聴き慣れてるから歌詞も聴き取れるのであり、やっぱり慣れてない人には聴き取りづらいのかな...と考えさせられたりすることもあります。実際普段からラップを聴いてる自分ですら聴き取れないラップもあるのでそう考えるとさっき言ったようなこともなくはな い気がします。スラングとか普段ラップを聴かない人にはわからないと思いますし。だから普段ラップを聴かない人にも伝わるようにラップをしたいですね。だからといって無難なトピックで固めるようなことはしませんが。あとはただですらライブでは歌詞が聴き取りづらいのにそこでさらに聴き取りづらいラップはしたくないなと。そういうことを意識してます。


    なるほど。確かにかっこいい歌詞でも聴き取れなくて伝わらなかったというのはもったいないですね。「風穴」=自己表現×音楽×日本(地元)と資料に書かれてますが地元や日本に対する思いをお聞かせください。

    HUNGLY : 地元に関してはMVにもなってる曲「住めば都」のあの歌詞のままですね。あと「この地から」って曲でも結構“地元”というものが詰まってるのでそちらも聴いてもらえたらと思います。日本に関してはいろいろ喋りだすと長くなりますけど大丈夫ですか?(笑)





    大丈夫です (笑)

    HUNGLY : ありがとうございます(笑)。日本とか政治というと、まずやっぱり皆さんもっと政治に関心を持ってもらえたらと思います。今の日本の風潮だと政治的な発言をしたり、日本がどうだとか、愛国だとか言ったり、日の丸を掲げるだけですぐ「右翼」とレッテルを貼られます。この時点で日本は狂ってます。外国では愛国者というのは素晴らしいことですが日本ではちょっと頭のおかしな人とか行き過ぎた愛国者みたいな扱いです。例えばアメリカ人がアメリカ国旗がプリントされてるTシャツを着てても何も思わないでしょう?ですが日本では日本国旗がプリントされてるTシャツを着てると「右翼」と扱われる空気があります。なにも常に「日本」「愛国」と言えということではありませんが 「日本国旗=右翼」みたいな風潮はどう考えてもおかしいです。そういったレッテル貼りを避けるために日本、つまりは自分の国に関して何か考えを述べる、思う、ということが特別なこと、行き過ぎたこと、タブーみたいな空気があるのは本当に不味いと思います。そこの異常さを軸として日本国民が自分たちの手で国を間違った方向に導いてしまいかねません。実際政治に無関心な人は知らないと思いますが地元新潟では今、中国総領事館の土地取得に関してかなり問題になってます。メディアがほとんど取り上げないので新潟県民ですら知らない人もかなりいると思います。気づかないうちに日本が間接的に侵略されてるのが実態ですね。あと歴史認識で日本が貶められてる現状は実際かなり不味いです。


    熱いですね。これだけ熱い日本人がいるとわかるとまだまだ日本も捨てたもんじゃないと感じさせられます。

    HUNGLY : 申し訳ないです長くなりまして(笑)。歴史認識とかいろんな国の動きとかを把握していかないとどれだけ日本が危機的状況にあるか、何を変えなきゃならないのかと伝えられないんですが講演会レベルの話になるのでここで止めときます。アルバムの「日本を、取り戻す。」という曲で少し触れてるのでそちらで聴いてもらえたらと思います!あっ、一応言っときますが政治的な曲でも難しいことは言ってないので構えず自然体で聴いてもらいたいですね。


    講演会、それはそれで聞いてみたいです(笑)。「風穴」=自己表現×音楽×日本(地元) の “音楽” という部分ですが音楽観、ヒップホップ観についてお聞かせください。

    HUNGLY : 昔は結構凝り固まったものが自分の中にありましたが最近良くも悪くもヒップホップ観とかどうでもいいなって思ってますね。だから“ヒップホップ”と書かずに“音楽”と表記しました。でもヒップホップはめちゃくちゃ好きですけどね。ヒップホップってめちゃくちゃかっこいい音楽だと思うんですが、ヒップホップを知らない人には伝わらないものとか敬遠されがちな部分ってあると思うんですよね。それが何かは敢えて言いませんが(笑)。あとはとあるファンク、ソウル等演奏するバンドのライブを見たときに衝撃が凄くて、当たり前かもしれませんが歌詞は聴き取れる、そしてグルーヴ感も凄く良くてヒップホップのライブ以上の凄さを見せつけられた感じがしました。いかにヒップホップの業界という狭い部分を見たり聴いたりしてその狭い中で活動してるかということに改めて気づかされましたね。もっといろんな人に伝わるように音楽をやらなきゃと考えさせられたと同時に視野を広げて柔軟にものを見るようになりました。最近は良くも悪くもジャンルという括りすらどうでもいいっていうくらいな音楽観になりましたね。しかし自分の音楽の軸はあくまでヒップホップです。音楽というか精神的な部分というか…。


    確かにもっとジャンルを超えていろんな人に聴いてもらいたいヒップホップの曲はありますね。そんな音楽観をお持ちのHUNGLYさんの動向が気になってきます。アルバムの参加プロデューサーについてお聞かせください。

    HUNGLY : 参加プロデューサーはDJ OLDFASHION、DJ HARAKIRI、Dr.FD、DJ SHOW BREAK、LTJ Saito、DJ TO-SHIROと全員新潟関連の人です。LTJ saitoさんだけ山形出身ですがちょっと前まで新潟在住でした。今作ではいろんなプロデューサーから協力していただきましたが知名度の有無に関係なく全員素晴らしいトラックを提供してくださいました。知名度の有無に関係なくリスナーの皆さんの感覚で聴いてもらえればどれだけ皆良いトラックを作られてるかおわかりいただけるかと思います。アルバムを聴く際は誰がプロデュースしてるかということも気にして聴いてもらいたいと思います。


    今後の活動についてお聞かせください。

    HUNGLY : 今のところフィーチャリングで2つ程作品に参加予定です。これも面白い曲もありますのでお楽しみにという感じですね。あとはただただ曲作って、ライブ活動をガンガンとやっていくだけです。全国のオーガナイザー様、ジャンル問わずライブオファーお待ちしております!まずは御一報いただければと思います!

    twitterアカウント : @hungly1120
    Mail : pride19871120@yahoo.co.jp


    最後にインタビューを読まれてる方に一言お願いします。

    HUNGLY : とにかく聴いていただければありがたいです。表現はド直球ですがアルバム自体は変化球的存在となれば幸いです。最後に敢えて言いますが、このアルバムは“日本語ラップ”のアルバムです!よろしくお願いします!

    日時:2013年7月30日
    質問:大島



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