2015.05.01 Friday

【記事】豆尖 "0814/RE:DIO" INTERVIEW

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    豆尖は、豆汁と尖閣の2人のHIPHOPを出自とするラップデュオ。静岡県を中心に活動し、Y.A.SやSTOCKを擁するZion Soldierに属しながら、ボーダレスな音楽交流を重ねてきた。 新作「0814/re:DIO」は、彼らの音楽交流を表出させたRemix Albumとなる。いわゆる「HIP HOP」と呼ばれる手法を取りながらも、不思議とどこにも属さない空気を漂わせる二人について、こちらもいわゆる「HIP HOP」畑ではない人間から色々聞いてみました。


    _まずはそれぞれのMCネームの由来を教えてください。

    豆汁 (以下 豆):「僕はSTOCK(ZIONLABEL主宰者)にふざけて豆汁って呼ばれてて、フリースタイル中に僕が言っちゃったんすよ。『俺が豆汁だ!』って。」

    尖閣(以下 尖):「そうなの?笑」

    豆:「言ったからには。ってことで豆汁になりました。」

    尖:「僕は昔スキンヘッドにしたらアニメのキャラと似てたみたいで、あだ名がセンカクになっちゃって。それを使ってます。」


    _2人はどうやって出会い豆尖を結成したの?

    豆:「僕がリスナーだったころからZionSoldierってクルーがあって、そこに尖閣さんがいたんすよ。そのZionSoldierの初めての音源を聴いたときに、『やばいやつらが静岡にいる!俺もこのクルーに入りたい。』って思ってたっす。」

    尖:「僕は豆汁のソロのライブを初めて見たときに『面白いフロウするやつがいるな。』って思ってました。前に一緒にライブしてたDJから、『お前ら一緒にやれよ。』って働きかけがあって、3人で1曲作ったのが結成のきっかけです。」


    _前作から今作までちょうど1年経つけど、それに至る経緯を聞かせてくれるかな?

    豆:「僕達って2人一緒にやってる曲がすごく少ないんですよ。たぶん7〜8曲位。それで8年ライブしてるんです。それって絶対的にトラックメイカーのおかげなんですよ。もともとアリモノを毎回変えたり、誰かに曲を作ってもらったりしてライブしてたから、リミックス曲は多かったっていうのがあって。それを形として残したいなっていう流れですね。」

    尖:「前作は曲の骨格が決まっていなかったり、アリモノの上でラップしてたリリックをohmに作曲し直してもらったんです。あくまで1stは豆尖とohmのジョイント作品と言う側面が強くて、サウンドも統一されているんだけど、豆尖の活動はすごく雑多だったから、今作はそれを出したかったです。それで前のリリースの直後に次どうする?ってなったときに、リミックスでしょ!って2人で一致しました。」





    _昔から豆尖のライブを見てきた人達にとっては、1stよりも今作のごっちゃり感がイメージに合うんじゃないかなって思います。2人は場所を選ばずライブしている印象があるんだけど、場所が変わるとライブに対する気持ちも変わるのかな?

    尖:「ライブのやり方は変わるけど、気持ちは変わらないです。」

    豆:「気持ちは同じですよ。あとライブハウスの方がライブ時間長いんですよ。クラブだと15分とか…。」


    _豆尖は持ち時間長い方が世界観を作りやすいよね。

    尖:「もらった時間の中でどうやって緩急つけるかって意識してライブしてます。」


    _傍から見てると、考えすぎじゃない?って思っちゃう時もあるけど(笑)

    尖:「もう性格ですよ(笑) 考えすぎて出口見えないのは。」





    _豆君はいわゆる「かますぞ!」みたいなヒップホップ的スタイルの資質がある反面で、尖閣はすごく内向的な性格だよね。2人が組んだときに違和感はなかったの?

    尖:「結成のきっかけになった『月と太陽と地球』のリリックを書き出した時に、同じフレーズが何個もあったことにシンパシーを感じたし、それからスタジオで歌ったときにも相性が良かったから、気にならなかったです。」

    豆:「2人の違いは感じるんすけど、、、」


    _組むのは簡単だけど、続けるのって難しいよね。

    豆:「音楽においてヤバいラッパーっていっぱいいるし、もちろん自分のこともヤバいと思ってるんですけど、ヤバいとヤバいが一緒になってもマイナスになることもあれば、ソロのほうがいいときもあるし。単純に相性がいいんじゃないすかね。」

    尖:「僕は今まで2つのクルーの解散を経験してきてるから、それを繰り返すのは嫌だなって言う思いがありましたね。そのメンバーとも互いを必要としていたし、信頼していたんだけど、音楽だけに頼りすぎちゃって自然と離れちゃったんだよね。音楽が合致すればプライベートや考え方が合致するかって言ったらそうじゃなかったから。そういう部分も含めて話をして伝えるということを豆尖初期の頃は意識してきたかな。」



    ※このMVは前作に収録された曲です。


    _曲作りの中で2人の合致点を見つけていく作業とか、お互いのリリックに意見とかダメ出しはするの?

    尖:「組んでからはないですね。」

    豆:「ないっすね。」


    _ヒップホップって言葉の力が強いから、相手が作ったリリックで自分はこれ歌えないな〜っていうのもない?

    尖:「あったら歌わないです。」

    豆:「リリックの密度、構成、クオリティに関しては100%尖閣さんの方が上だと思ってるから、僕から何か言う事はないです。」


    _この先、豆尖として長く続けていきたいという思いはある?

    尖:「やめたいとは思わないけど、豆尖を続けることに執着はないかな。その中でやっていく方向探していくというか、どんな形だったらできるのかと何ができるかを大事にしてます。」

    豆:「続けていくことを意識していた時もありましたけど、2年位前から続けるための活動にはしたくないなと思うようになって、今はとにかく勝負したいです。それまでは勝負して負けたらもう行くとこなくてやめるってことになっちゃうから、それが怖くて勝負してなかったと思うんです。それなら勝負して負けたら終わりでいいから勝負がしたいです。ただ、まだ納得いってないから。」

    尖:「そうだね。」

    豆:「まだ結果出てないから。出てたらやめていい。」


    _では最後に、このアルバムの聴きどころを聞かせてください。

    豆:「今、ネットの情報ってとりとめなくて、(発信の仕方で大きく左右されてしまう中)みんな見えないところで戦ってて。実際ヤバい奴等は身近にいるから、それを紹介したかったって思いがあります。売れるCD作るんだったらこんなボリュームにしなくてよかったし、ホント先入観なく聴いてほしいです。」

    尖:「今作には2人を形作ってきた出会いとか音楽的要素が詰まってます。リミキサーの個性と技術が豆尖のラップと反応して凄いことになってます。」


    _このアルバムが1人でも多くの人に聴いてもらえるといいね。今日はありがとう。

    豆尖「ありがとうございました。」


    Interview & text:牧野俊太
    静岡市にあるLIVEBAR「Freakyshow」店長であり、「herpiano」「heylome」2つのロックバンドでドラムを叩くバンドマン。今作収録の「baby godzilla ノダフルタ remix」にもコーラスで参加している。Freakyshow オフィシャルサイト (http://freakyshow.net)



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