2014.05.02 Friday

【記事】HAIIRO DE ROSSI "READY RO DIE" INTERVIEW

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    Q : 始めに、病気で活動休止していましたが、復帰にいたるまでどんな期間でしたか?

    HAIIRO DE ROSSI(以下H) : まあ一言で言えば地獄ですね。俺自身、「観たい聴きたい」ってファンを裏切ったし、裏切りも受けたし、騙されたりもしたし、変な噂流されたり、自分で作ったクルーも辞めたり。


    Q : HOOLIGANZですね。何で辞めたんですか?

    H : 売れたから。具体的にはもっとあるけど、変に名前売れてつまんなくなった。


    Q : おもしろい理由ですね。多分他にも色々理由はあるんでしょうけど。

    H : 別に売れるのが目的じゃないですからね。俺の音楽始めるきっかけになったバンドやってた友達が、「ブルーノートでLIVE出来る日本人になってくれ」って言ってて、始めた頃からそこしか見てないですね。そいつは今はいなくなっちゃったんですけど、たまたま去年Face Bookで見付けて、何も更新されてないんだけど勤務先だけ「モーション・ブルー」って書いてあって、もしかしたらアイツ「形は変わってもあの舞台で再会出来るかも」って、その時は震えましたね。


    Q : それ凄い話ですね。

    H : そいつとは一緒に色んな事したし、「音楽」においては彼が一番詳しかったですね。中学のとき家出繰り返して落ち込んでた俺を、深夜の3時ぐらいにアンプ爆音でブルーハーツの「人にやさしく」歌ってくれて。あのときの「頑張れ!」ってリリックがなかったら、病気になった時点で諦めてたかもしれない。


    Q : その活動休止は具体的にどの様な病気だったんですか?

    H : 鬱病とパニック障害になってしまって。鬱は抜けたんだけど、たまーにまだパニオック発作は出ますね。でも許容範囲内なんで。多分これってなった人しか解らないと思うから、あんまり俺がどうこう言っても仕方ないんだけど。一つだけ言える事は、この国の人達にも近年増えて来ている病気だし、もっと正しく認知されて欲しいですね。けっして「心の風邪」とかではないですから。





    Q : 病気がよくなっていくきっかけになった事などあれば聞かせて下さい。

    H : 去年Mos DefのブルーノートでやったLIVEに行ったんだけど、彼は俺が一番好きなMCで、まあ客として観に行ったんですよ。とにかく最高に良い時間で。それで終わった後出待ちしてたらSTAFFさんが「交渉して来ます」って言ってくれて、でもセキュリティーが滅茶苦茶シッカリしてる人だから会うのは無理と言われたんです。でもどうしても話がしたくて、一時間半ぐらい粘ったら、わざわざ出て来てくれて、話してくれて、俺は必死に「Black Starがなければ俺は今ココにいないんだ、俺の音楽の原点なんだ」って伝えて、そしたら特別にシャウトまで録音してくれて。別れた後は30分ぐらい放心してましたね。笑


    Q : それは待った甲斐がありましたね。

    H : いや、もうブルーノートのSTAFFに感謝ですよ。後日ちゃんと電話してお礼したんですけど、アルバム出来たらその時のMosDefのシャウト入れて渡しに行こうと思って、結果それが今の原動力の一つになってて、音楽って不思議ですよね。色んな感謝で成り立っている。あとはMUROさんですかね、その日DJだったんだけど、やっぱあの人のDJ最高で、話しかけに行ったら気さくに答えてくれて、最後に「音源出来たら持って来て」って言われて、あの人の所も絶対行かなきゃ行けないと思ってます。





    Q : 辛い時期に聴いていた音楽はありますか?

    H : 安藤裕子さんはずっと聴いてましたね。あとミスチルのLIVEとか綾香さんのやってる”音楽で遊んでみた”観たりとか。POPSが多かったかな。


    Q : それまた何でだと思いますか?

    H : 単純に良質だからだと思います。コメコメクラブとかも良いですよね。音楽を楽しむの忘れがちだったから、楽しんでる人観てた。綾香さんは自分と同じ様な感じで一回音楽から遠ざかってるので、歌ってる姿とか観て勇気貰いました。


    Q : HIPHOPでは気になってたアーティストとかは?

    H : 氣志團っすね。


    Q : HIPHOPなんですけど...

    H : 氣志團っすね。





    Q : 今回のシングルの話になりますが、まず客演が般若というのは驚きました。

    H : 単純にラップ始めるきっかけが2003年のB-Boy Parkで般若さん観て、ってのがデカイですね。前日準優勝したトロフィーいきなり客席に投げてて、あのとき俺の中で何かが弾けた。だからいずれオファーはしようと思ってたんですけど、リリック的にもテーマ的にもバッチリだったし、今かなって。


    Q : しかも配信無し。笑

    H : ズルムケだねって笑われました(笑)。でも個人的に般若さんとやるならこれぐらいの覚悟は必要かなって。


    Q : カップリングの「インディーズ」も素晴らしいですね。

    H : それ結構言われるんだけど、「思った事言ってるだけだしなー」って。「両A面にしないか?」って話もあったんだけど、シングルタイトルからもHIPHOP聴いてるなら分かる通り、いい時期のNYにインスパイアされてる部分が強いから、「A面は鉄板、B面で勝負」っていうある種の美学は壊したく無かったんですよね。


    Q : 何故かシングルなのにアルバムを聴いた様な感覚になりました。

    H : そこはHIMUKIの手腕じゃないですかね。HIMUKIさんとは超仲良いし、音楽の好みも似てる。今回のBonus Track以外はアルバムも全部HIMUKIさんがプロデュースしてくれてるんだけど、あの人は本当に凄いですよ。なんせ般若さんとの曲のトラックの名前が最初に来た時「HIMUKI_TENSAI.wav」でしたからね。笑


    Q : 音質も今までのforte作品の中で一番良く感じました。何か変化はありましたか?

    H : それは完全にBigo(forte所属のトラックメイカー/エンジニア)の成長が大きいかな。あとは自分等のスタジオ持ってると違いますよね。俺等も毎月金出し合ってスタジオ持ってるし。あとはマスタリングをデビュー時のキムケンスタジオに戻したのがよかったかな、と。最近だと七尾旅人さんとかGAGLEさんとかやってますね。キムケンさんとは付き合い長いし、何も言わなくても完璧なモノが仕上がってくる。欠かせない人ですね。


    Q : では今後はアルバム制作にあたる予定ですか?

    H : そうですね。7月に京都のYAMAO THE 12のアルバムが出るんですけど、それの準備が終わったら僕はちょっと籠ろうと思っています。


    Q : では最後に読者にメッセージをお願いします。

    H : このシングルで一つの答えは出したから。俺を、俺の音楽を信じてくれたなら君の信じたモノを疑わないで、ブレそうになったらこれ聴いてアルバム待ってて下さい。ありがとう。


    記事/取材 : forte 監修



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