2013.09.19 Thursday

【記事】ドタマ × ハハノシキュウ : 13月 RELEASE INTERVIEW

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    Q. 今回のアルバムは1年の行事と「13月」という架空の月を歌ったコンセプトアルバムですが、なぜそのコンセプトにしたのですか?

    DOTAMA(以下D)「今回トラックを全て担当してくれたQuviokalが大きいです。叙情的な、春夏秋冬をイメージさせてくれるビートで、導かれるようにハハと二人でリリックを書きました。それと『お正月』『ゴールデンウィーク』等季節の行事についてラップしてみたかったのがあり。」

    ハハノシキュウ(以下H)「加えて僕が個人的にbloodthirsty butchersの『kocorono』(2月〜12月までを歌ったコンセプトアルバム)みたいなアルバムを作りてーって思ってたのもあります。あと最初にクリスマスの曲を作った時に“DOTAMAさんと一緒にやるならこの方向性だな”っていう手応えみたいなのを感じたから『13月』というコンセプトになったのは思い返すとごくごく自然な流れだったと思います。」


    Q. 二人ともインパクトのあるMCネームですが、由来を教えてください。

    D「当初グループで活動していまして、その時のグループ名をそのまま使ってます。ただ、マッチョさを強く感じさせる名前なのか、実際の自分を見た方に与えるギャップが凄いらしいです(汗)。」

    H「本名から派生して。高校生の頃、『ファック』って呼ばれてたんですよ。2007年に初めてMC BATTLE出るぞってなった時に『ファック』だけじゃつまらないって事で『ファック』を当て字で『腐悪』にしました。それでも物足りなくてakaを付けたくなりハハノシキュウと付け加えました。ちなみにその際に案をたくさん考えてて。チチノシャセイ、オトウトノジイ、アネノゲッケイ、アニノキョセイとか10種類くらい。結局、一番格好いいって思ったのがハハノシキュウだったんです。そんで、MC BATTLE以外で活動するって際に「腐悪」がだせーなーって、邪魔になったんで取りました。」


    Q. 二人のLIVE活動はラッパーのあまり出ない場所、例えばバンドマンの企画等が多いように思いますが、他ジャンルから自分達が求められる機会が多いのはなぜだと思いますか?

    H「『あのハハノシキュウってやつ、ラップ中にどんだけ音で邪魔してもラップし続けるらしいぜ』『マジかよ、ラッパーってそういう事するとすぐ怒るじゃん』『ディストーションOK、ドラムが定型叩かなくてもOK、つーか、ハーシュノイズだけでもOKらしいよ』『じゃあ、あのハハノシキュウってやつをラップできない状態にさせた奴が勝ちな』『乗った!』『その話、俺も混ぜてくれよ』『俺も』『お、じゃあ、俺も俺も』みたいな感じで求められてますね。おそらく。」

    D「自分達のスタイルが他の方のHIPHOPスタイルより面白い、カッコイイと思ってもらえていると信じています。自分達はHIPHOPの世界で「異端」「アウトサイダー」と言われる事が多いです。でもそれが逆に面白いと他の畑の方に思ってもらえるのかもしれません。」


    Q. バトルMCとしても活動している二人から今のフリースタイルバトルシーン、日本語ラップシーンはどう見えますか?なにか足りないと思いますか?

    H「多数決で負ける事を恐れない。急がば回れって感じで。」

    D「問題提起を敢えてするなら、各々が各々のスタイルを高水準でリリース、活動している、成熟した素晴らしいシーンだと思う反面、ある程度型が決まってしまっていて、微妙な差分で焼き増しが続いている気がします。バトルも戦いのパターンが決まっていて、近しいスタイル同士での技術の差の競い合いが多いと生意気ですが思います。でもだからこそ情熱を強く持つアーティストが目立つので、今までと変わらないとも思ってます。」


    Q. HIPHOPシーン、HIPHOP以外でそれぞれシンパシーを抱く人は誰ですか?

    H「いないです。」

    D「HIPHOPでは環ROYさん、group_inouさん。あとソロ・アーティストのオオルタイチさん、Omodakaさん。独自の世界観を構築し、お客さんを楽しませている方に尊敬の念を抱きます。」





    Q. 今回全曲プロデュースを担当したQuviokalの2人から見た魅力は?

    D「自分は東日本代震災の時に『3月のテンペスト』という曲を共に作りました。その時からも勢いあるドラミングと穏やかな叙情性が彼の特徴だと感じています。」

    H「僕とDOTAMAさんのラップにも言える事なんですけど、他人と同じにならないようにする姿勢があるんです。そして、それがいい味を出してると思います。」


    Q. 逆にQuviokalから見たDOTAMA、ハハノシキュウそれぞれの魅力は?

    Quviokal「魅力、、二人には扱いにくさがあって、それが良さで。ラップに対してトラックでコミュニケートできる相手だと思います。何だろう、リアルタイムで作っている感じですかね?それも綿密に。デモを聞くと分かるんですよ、高密度に練られていることに。で、ラップに負けられないなと。そんな感じです。彼ら、イレギュラーとか異端とか言われているけど、スキル以上に、ここまで出来るラッパーは数少ないと思います。なので、このアルバム『13月』、彼らを良く知っている方も、そうでない方も楽しめるんじゃないですかと思います。」


    Q. 日本語ラップの中で一番好きなパンチラインは?

    H「『全部現実で受け止める』OZROSAURUSの『KOCO KOCO』です。」

    D「絞るのが難しいですが、MACKA-CHINさんのリリックが好きです。」


    Q. 自分のキャリアで一番気に入っているパンチラインを教えてください。

    H「『去年死なないで本当によかった、おそらく今が13月だ』」

    D「全てといったらおこがましいですが、普段から耳を引く言葉を心がけてます。今回の『13月』もあまり他では聞けないようなフレーズを意識して仕上げました。」





    Q. 今後、共演したい人は?

    D「稲葉浩志さん。」

    H「古川日出男先生。」


    Q. ラッパーに必要なものは?

    D「何気ない現実をスペクタクルに歌う技術。気持ち。」

    H「完全に僕個人の価値観ですが、社会的に考えたら正しくない事を言葉にする感覚。建前に対する本音みたいな。『廊下を走るな』って言うのが社会とか建前なら『廊下を走ろうぜ』って言うのがラッパーだと思います。」


    Q. 宝くじ1億円当たったらどうする?

    H「都内で安いマンションを買って、あとは普通に今まで通り暮らします。特に欲も持たずに。あー、でも、小説は書きたい。休みを少し増やして。」

    D「映画が好きなので許されるなら自主映画を作ってみたいです。重めの人間ドラマを。」


    Q. タイプな芸能人(女の子)は?

    D「特別ありませんが、年上の方。」

    H「2013年の僕は最上もが(でんぱ組.inc)と鈴木裕乃(私立恵比寿中学)。ミーハーなんです。」


    Q. 好きなバンドは?

    H「ART-SCHOOL。中学生の時に聴いてて悪影響を受けました。最近だと空間現代も格好いいなーって思います。」

    D「最近はLIVEで対バンさせてもらう度に素晴らしいバンドさんに出会うのですが、特にthe telephonesさん、箱庭の室内楽さん。それと惑星アブノーマルと言う女性バンドさんをこの間拝見して衝撃でした。」


    Q. 好きな言葉は?

    H「『人は感動するために生きてる』新井英樹の『宮本から君へ』に出てくる台詞。」

    D「『臨機応変』。」


    Q. 今後の活動は?

    H「母野宮子名義でリリックのフリーダウンロードをやります。まるまるアルバム一枚分。リリースで一番早いものだとHUHっていうバンドと一緒にアルバムを出す予定です。そして、頭頭(クエーサーアメーバ+アベトモナリ+クラモトイッセイ+ハハノシキュウ)というユニットでも音源を制作中。同時進行でハハノシキュウのソロも制作中。あと、メンヘラの女の子(ハハノシキュウ×カクニケンスケ)というユニットにあって、これでも何か作りたいなって思案中です。」

    D「ソロアルバムを製作中です。その他ラッパーとして以外にもプロジェクトがあり、アーティストとして自分でも面白いと思える事をしていきたいと思います。」


    Q. 1年で一番好きな月と理由を教えて下さい。

    D「11月です。冬が好きなのでこれからいよいよ寒くなる、というあの空気が。ハハは?」

    H「8月。DOTAMAさんと逆で寒いのが大嫌いなんです。上着や荷物がかさばったりするのもすごく嫌で。真夏は服装がTシャツで済むし荷物も少なくて済むので好きです。」


    Q. 有難うございました。

    D「有難うございます。」
    H「有難うございます。」

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