2012.10.01 Monday

【記事】BOBO THE TRIMMER

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    2010年にリリースされた1st album『CENTER OF GRAVITY』から丸2年。自身を擁するLABELであるLUNATIC TASKのフロントマンでもあり、その首謀者として数多のLIVE活動、『TOKYO HEADS』の主催、また今夏に1st 12inch analogを発表。2012年秋、新たに2nd album 『DOWN TO EARTH』を作り上げた、BOBO THE TRIMMER。決して派手ではないが、無骨で真っすぐなメンタリティと芯のあるぶれないSTYLEで確実にその名前を拡げ、PROPSを上げ続けている1人のRAPPERにINTERVIEWを敢行した。快心作『DOWN TO EARTH』の楽曲やARTIST達との出会い、音楽や仲間達への思い。込められた内なる部分やパーソナルな人間性も含め、語ってもらった。


    この度は、2nd full album "DOWN TO EARTH"のリリースおめでとうございます。まずは簡単に自己紹介をお願いします。

    BOBO THE TRIMMER(以下:B) : BOBO THE TRIMMERと申します。生まれは福岡油山、育ちは福岡県の筑紫野市。REP1982世代。1と85、HEAVYなWEIGHT、モンゴリアンフェイスに眼鏡かけた大男です。


    HIPHOP/RAPとの出会いを教えてください。

    B : 中学の頃に『お前、MUROも知らんとや?』って同級生に言われて、なんそれ?みたいな感じで。地元の周りの皆がスケボーやってて、ほんと早かったですね、そういうのが。わからんけどこれかいな?みたいなノリでECDとかTHE BEST OF JAPANESE HIPHOP vol.2とか買って、聴いてクラって。1997〜1998年くらいから、ざっくりと浅〜く触れてましたね。高校の頃はバンドやっとるヤツが居たり地元の友達から作ったMIX TAPEもらって聴いてたり、結構雑食に色々聴いてました。それで高校3年くらいから、こっそりリリックの真似事とか書いてましたね。引っ込み思案で、馬鹿にされるのを恐れて、ほんと誰にも言わずにこっそりとやったけど(笑)。ちゃんと人前でRAP始めて、どっぷりといきだしたのは、2002年とかっすね。 
     

    2010年11月にリリースした1st album"CENTER OF GRAVITY"から2年、今年8月には自身初となる12inchのリリースも果たし、立て続けの2nd albumリリースとなりますが、BOBO THE TRIMMERさんにとってどんな2年間でしたか?

    B : 普通に仕事して、日々ばたばたしてましたね。ただRAPPERとしての活動としては、1stをリリースしてから環境は少しずつ変わりましたね。色んなPARTYにLIVE呼んで貰えたり、現場レベルで色んな人に声かけられたりとか、一気に増えましたね。シカトされてた人に話しかけられたりとか、そんな手の平返し感もあったり。そのおかげか、多少っすけど、人見知りが減って、CLUB行くのが昔より楽しくなりましたね...(笑)。それとICBのalbumに参加したり、SIRCOREの2nd albumに参加しましたね。


    1st album"CENTER OF GRAVITY"に続き、2nd album "DOWN TO EARTH"というタイトル。どちらも込められた思いに共通するものを感じるタイトルですが、作品づくりにおいて常に意識している事はなんですか?

    B : 直訳ですけど、1stのタイトルは『重心』、2ndのタイトルは『現実的な/地に足がついた』って意味で。基本的に、生活の延長線上とか目線の延長線上で書く事ですかね。意識してるというよりは、そういう風にしか自然と書けないですね。1年通して、あんまりモチベーションとかが変わらないんですよね、ずっと書き続けれるというか。日々あった事とか、出会った物事とかを捉える時に、リリックにするとこんな感じ?でこうRAPかます?とかに思考がすぐいっちゃって。病気ですね、ほんと。あとは、ONE MICなんで飽きさせないように緩急、落差で。


    1st albumでは、日常生活でのトピックスをテーマにした内容の楽曲が目立ちましたが、2nd albumはどのような内容になっていますか?

    B : テーマやトピックスって点では、曲単位やと、そんなに大きく変わってはないですね。生活STYLEとか特に変わっとらんし。初のLOVE SONGとかも入ってます。あと絶賛勘ぐられ中?のSUCKER MCモノとか。1stはがむしゃらにアレもコレもって感じやったし、今思えば、1つの作品にまとめるって作業がまだまだ出来てなかったですね。とりあえず出さな、もう終わるっちゃねーか...って焦りもあったし。その点2ndは、全体のカラーとか見せ方とか、かなりブラッシュアップして落とし込めとると思います。

    PRODUCERを絞ったのが、いい方向に作用した感じですね。基本のPRODUCTIONは、nbとYOSEで固めて。それで外部から、DJ JUCO君とSTUTSをGUESTとして招聘して、2曲ずつお願いしました。あとRAPが上手くなっとる...と思います。それは単純なRAP SKILL的な意味だけじゃなくて、録りとか感情の込め方とか。色んな意味で、自分がやっている音楽に対して、自信がより持てたのがでかいんやと思いますね。俺がちかっぱやべーやろ?みたいな。まあ、感覚的な話なんですけど。1曲目から16曲目まで、通して流れで聴けるように仕掛けとります。
     

    1st albumからは客演アーティストをがらりと変えた今回の作品となりましたが、その中でもcrime6(STERUSS/ZZ PRODUCTION)、仙人掌(MONJU/DOWN NORTH CAMP)、taishi(FULLMEMBER)それぞれの出会い&タイマンマッチが実現した経緯を教えてください。

    B : 桑さん(crime6)と、ちゃんと話したのはSHINJUKU SPOKEN WORDS SLAMで対戦した後っすね。今回の曲の俺のリリックでもあるんすけど、昔、渋谷GAMEでやってたEVENT『SYMDOROME』でIBUKURO歌ってるの見て、ほんとぶっ飛ばされましたね。そんでSTERUSSって名前を覚えて、それからLIVE見まくりましたね。早稲田の学園祭で、教室でやってたLIVEとかくそやばかったっすね。あの人達は生き方とか、そういうレベルでやられて影響受けましたね。

    仙人掌君は、千葉BELTでROCKASENがやってたEVENT『GOOD MORNING』でMONJUを初めて見た時に、こんなやべー奴等居たんやってクラって。しかもタメかよ...みたいな。そんで時流れてJUNK BEAT TOKYOで3on3 MC BATTLEに出た時、MONJUと当たって俺はさっくり仙人掌君に殺されましたね(笑)。その後に喋ったのが初めてやったんかも。あと別角度で、nbと仙人掌君が友達やったのもあって。albumに是非呼びたいねって話してて。ちょうどその時に俺等のEVENT『TOKYO HEADS』始めようって話も出てて、1発目のGUESTは彼しかおらんやろって。今回の一緒にやった曲も、まんま『TOKYO HEADS』ってタイトルです。
     
    taishi君は、最初に一緒になったのはPEOPLE UNDER THE STAIRSのTOURのEVENTで。その時にFULLMEMBERと一緒で。その頃は謎に一番ぎらついてた時期で、FULLMEMBERの誰とも全く話さなかったですね(笑)。また時は流れて、1st出した後にLIVEやってた時に、DJ JUCO君が話しかけてくれて、それから現場で会ってるうちに、気づいたらFULLMEMBERの皆と仲良くなってました。taishi君の印象は、最初の頃は、話しかけづらくて怖かったっすね(笑)。寡黙なんですけど、すごく暖かい人ですね。あと今回のalbumのREC / MIX / masteringをやって貰った8ronix君とBullpen.labの存在がでかいっすね。長くなっちゃいましたが、早い話、3人とも大ファンっすね。favorite mcです。あと1stで呼ばせて貰ったGUEST MCは皆年下やったんで今回タイマンかますのは、タメと年上の人とやりたかったってのもありますね。


    盟友VOLOの1st albumから始まった"Bermuda space"のpt.3も収録されており、そちらも注目の1曲ですが、今回の参加メンバーについて教えてください。

    B : 皆LABELとかもバラバラなんですけど、TOKYO HEADSに出て貰ってたり、ほんと近い所の友達ですね。Bermuda triangleからinspireされとる曲なんで、基本は3角形、3人なんですけど、pt.1からの面子であるVOLO君とINHAと俺にもう3人足して3角形を2つもありやな...と思って。それで、piz?君とRHYDA君とMUTAちゃんに声かけさせて貰って...って感じです。VOLO君とpiz?君は、VLUTENT RECORDS所属で、2人でABCやってますね。piz?君はvanadian effectのmc。RHYDA君はVITAL所属で、吉祥寺WARPで『YOU GONNA PUFF?』っていうかなり危ないPARTY主催してます。MUTAちゃんは、FIVE STAR RECORDS所属で、YOUNG DRUNKERのmc。それぞれのLABELもCREWも相当やばくて、面白い事企んでるみたいです。この曲は唯一のシリーズものやし、思い入れありますね。皆めちゃくちゃ格好良いんで、ほんと刺激になってます。


    2nd album製作中のおもしろエピソードはありますか?

    B : 今回の製作はRECからmasteringまで、全てBullpen.lab / 8ronix君にお願いしてやらせて貰いました。基本ずっと2人きりの作業になるんですが、8ronix君は寡黙な人なんで、俺が勝手に空気を壊そうと、必要以上に執拗に話しかけてましたね...。その8ronix君を引きずり出した12曲目のskitは、相当聴きどころっすね...(笑)。skit、まじで自信作です、skit職人くさいっす。


    自身のお話にもどりますが、今の博多弁混在直球型STYLEを形成した上で、影響を受けたアーティストはいますか?

    B : 俺自身、活動自体はスタートからずっと東京やったんで、STYLEを形成ってところでは、あんまり無いんですよね。でも九州のARTISTの存在は大きいですね。初期衝動に近いところやと餓鬼RANGERはくらったっすね。地元におった頃から聴いてました。あとKILLAH BEENさん。九州祭ってPARTYでの出会いから衝撃的やったっすね。あとバタフライ(現在のCLUB BASE)とWENODさんのIN STOREで見たRAMB CAMP。びびりながらも、OPEN MIC握りに行きましたね。ここはかましにいくやろ?みたいな。


    今回のアルバムに問わず、どの作品にも、生活や仕事、生き方に対する姿勢や言葉の重みに拘りを感じますがBOBO THE TRIMMERさんにとっての生活や生き方への拘りとは、ラップとはなんですか?

    B : ...正直、難しい質問ですね。半分は、両立してやってやるわ / やるしかなーやろっていう意地みたいなところで。もう半分は、『お前、そんなRAPかましとっても、実際普通の人生やろ?』ってところですね。向こうのARTISTの対訳を読み漁ったりして、やべーとか唸ったりするんですけど、結局、本当にその言葉のその気持ちとかわかるとや?って思った時に、わからなかったんですよね。当たり前ですけど。ガキの頃は憧れたりした時もありますけど、結局不良でもないし、俺自身、真っ当な歩みやったし。俺がやられるRAPってなんやろ?って考えたときに、やっぱ地に足ついてて、その言葉に経験や等身大の生き方が滲み出てる時の説得力とか、含んだ意味がわかった時やなと思って。

    自分みたいに普通にスーツ着て仕事しとる人はこんだけおるんやし、そういう人にもかませるRAP出来るんやねーかな?とかは思いますね。どうせ逃れられんし、自分が聴いて、ぶちあがれるような詩を書いてRAPすれば、結構刺さるような人は居るんやろうな...と。それが足枷になる時もあるんですけど、そこは言葉で自分自身、鼓舞させながら。言っちゃうと、自分の生活に浸透出来る詩と音楽への拘りですね。今は開き直れて、他には何も出来んけどこれは出来るばい!みたいな自負はあるんですけど。その表現方法が、このRAPでしたね。


    自身で主催するイベント"TOKYO HEADS"で共に活動しているLUNATIC TASKのメンバーnb、MU、YOSE。JUNK BEAT TOKYOから変わらず、共に活動しているこの3人は、BOBO THE TRIMMERにとってどんな存在ですか?出会いなどの経緯も含め教えていただけますか?

    B : 1曲目でMUが擦ってる自分のリリックなんですけど、死ぬまでつるんでいけるような面子...って存在ですね。こっちに出てきて、音楽関係者で一番最初出会ったのがDJ MUで。しかもお互い最初のPLAY、最初のLIVE。一番クソな時から知ってますね(笑)。nbは、MUと同じ学校で、高校から知ってる仲らしくて。そんで、青山蜂で彼らがやってるPARTYに遊びに行って、MUに紹介してもらって。nbとは、お互い第一印象最悪でしたね(笑)。くそ尖りまくってた時期やったんで。侍みたいな男です。YOSEは、同じ学校/同じコミュニティで、ずっと一緒に過ごしてきましたね。ほんと弟みたいな感じですね。いつも一緒に遊んだり、音楽やったりしてましたね。そんな感じで、この3人とはもう10年近くずっと一緒にやってるってノリで。こうやってRAPかませたり、album作れたり出来るのは彼らがいるからってのは、間違いないですね。


    今後の活動として、なにか考えていること、企んでいることはありますか?

    B : LUNATIC TASKから、次はBEAT MAKERのYOSEのalbumを出す予定ですね。それから、DJ MUとMIX CDを作りたいですね。あとnbのalbum。仲間と遊んで楽しんで、俺らしか鳴らせん音楽と言葉を作り続けていきたいです。


    日時 : 2012年9月21日
    場所 : SENDAGAYA lab.
    取材 : RYOJI MOMOTA
     




    ARTIST : BOBO THE TRIMMER
    TITLE : DOWN TO EARTH
    FORMAT : CD
    LABEL : LUNATIC TASK
    RELEASE : 2012.10.10
    SPECIAL OFFER!! : 特典付き
    詳しい商品情報を見る。
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