2012.08.25 Saturday

【記事】SAVIORR : INTERVIEW

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    数々のラップバトルやフリースタイルサイファーでスキルを磨き、地道にライブ活動を重ね、同胞である空也MCや裸武といったアーティストのプロデュースワークもこなしてきた、埼玉のラッパー/トラックメイカーのSAVIORR。レコーディング・エンジニアとしての側面も持つ彼はレーベルUnlimited Beat Worksを立ち上げ、リリース第一弾として、ついに自身のファーストアルバムをセルフ・プロデュースにて発表。ヒップホップ愛に満ち溢れた男の魂の叫びが詰まった一枚となった。


    Q : まずは自己紹介をお願いします。

    はじめまして、SAVIORR(セイバー)という名前でラップやトラックメイク、プライベートスタジオでのエンジニアリング等をしています。今回はインタビューをして頂き、ありがとうございます!


    Q : 今回のアルバムにはどういったコンセプトがありましたか?

    ここ数年の自分の葛藤や、去年の震災の後に色々経験したことや、考え方、時代の変化等を自分なりに楽曲に落とし込んでいきました。アルバムタイトルにもなっている“BREAK MYSELF”、つまり自己改革、内側からの変化が基本的なテーマになっています。


    Q : 改めて聴いてみて、どの様な作品になったと思いますか?

    今、振り返って聞いてみると、やはり状況を動かしたいという気持ちが非常に強く前にでていますね。自分は高校一年からラップを始めているので、経歴としては結構長い部類に入るのですがMCバトルに出ようが裏方仕事をいくらやろうが、状況が一向に進まなくて。それ自体をテーマに曲を書き始めたのがスタートなので、全体に変化をテーマにした曲が多くなっています。


    Q : 収録曲の中で、特に思い入れのある曲があったら教えてください。

    まずはタイトルトラックの「BREAK MYSELF」ですね。この曲のコンセプトを思いついたときに、やっとアルバムにつながる道が見えたので。あとは、「DEPTH OF IMAGINATION」という曲が特に気に入っています。親友のShade Skyという、イラストからトラックメイク、ラップまでこなす面白い人とやった曲なのですが英語でラップしてもらったり、変わったmix処理をしてかなり実験的に作りこんでみました。


    Q : デビューアルバムを他のレーベルでなく、自身のレーベルUnlimited Beat Worksからリリースしようと思ったきっかけは何でしたか?

    そうですね、確かに流通だけなら他のレーベルという手段もあるのですが、自分としては10年先も音楽に携わっていたいので、自分のスタジオで、自分の手によるトラックで、自分でミキシングするという部分にどうしても拘りたくて。
    何故かというと、今後もっと若いラッパーや、自分の仲間、センスがあるのに音楽の作り方がわからない子達といい音楽、自分達のすきなHIPHOPを共に作っていきたいという、まあ、ある種の老後の楽しみみたいなものがありまして(笑)その為の活動母体として、今回は自身のレーベルからのリリースという形になりました。


    Q : MCだけでなくビートメイキングもこなすSaviorrさんですが、ラップをする上での拘り、トラックを作る上での拘りを教えてください。

    月並みな回答になってしまうのですが、やはりドラムとベース、後は芯のあるサンプルソースです。細い音は余り好きではないので、多少ダーティでも中域のしっかりしたサンプルを選ぶようにしています。自分はmixまでプライベートスタジオでこなすので、最終的な仕上がりを想定してアウトボードで音を作りこんでから、MPCの中に取り込んでいってシーケンスしていきます。今回はマスタリングだけは、DJ TOPBILLさんにお願いしたのですが、ここもかなりの拘りを持ってお願いしました。ラップは、製作後半からはなるべく誰が聞いてもわかるようにしたいと思ってリリックを書いていました。やはり、スラング等を使いすぎても、親の世代より上になると、なかなかうまく伝わらないのが最近結構ひびきまして。


    Q : トラックの製作環境は?

    トラック製作のメインはMPC2500ですが、他に3000と2000を所有していまして、サンプリングする際は一度3000とDBX166を通過させてから2500に取り込んでいます。DAWはCUBASEです。打ち込みで製作する際はREASONとMPDを使用しています。あ、製作環境や機材の事を書き出すと止まらないので、この話題はこれ位にしておきます(笑)


    Q : 地元の埼玉を拠点に活動するSaviorrさんですが、現在の埼玉のシーンはどう思いますか?

    非常にラッパーの数も多く、うまい子も多いと思います。ただ、飛びぬけていった人もそれ程多くないので、シーンとしてはまだまだ伸びしろが残されていると思います。大それた事ができる訳ではありませんが、どこかに一石を投じれればな、と思っています。


    Q : 共演者にも埼玉勢が多いと思いますが、人選はどのようにされたのですか?

    基本は、MCバトルやサイファーを通じて知り合った友達です。一緒に遊びながら作ったり、自分のスタジオでレコーディングした際にお願いしたりして作りました。ただ、トラックを作った段階で、ある程度トラックやテーマに合うような人をあらかじめ想定してあったので、この辺は非常にスムーズにまとまりました。


    Q : 今まで特に影響を受けた音楽、アーティストをあげるとしたら?

    まず外せないのが、J Dillaですね。彼独特の、冷たい中にある暖かさの表現や、ドラムの質感は非常に影響されています。DJプレミア、ピートロックもマストです。ただ、ここ何年かはDJ Khalilに強い影響を受けてます。Reasonを導入するきっかけもKhalilが使っていたからなんですよ。でも、やっぱりDillaが大好きなんですよね(笑)


    Q : 今後のSaviorrさんの活動、そしてUnlimited Beat Worksの動きを教えてください。

    今現在は、昨年のUMB埼玉チャンプの裸武と、eKyという二人のフリースタイラーの音源をチョコチョコ作ってます。どちらが先になるかはわかりませんが、自分のレーベルから発信していく形になります。あと、先ほども少し触れたShade Skyとタッグを組んで曲の製作を進めてます。なかなか面白くなってきたので、間隔をあけ過ぎないようにしっかりリリースしていきたいです。


    Q : ありがとうございました!


    Text by  Danny Masao Winston





    ARTIST : SAVIORR
    TITLE : BREAK MYSELF
    FORMAT : CD
    LABEL : UNLIMITED BEAT WORKS
    RELEASE : 2012.8.22
    SPECIAL OFFER!! : 特典付き
    詳しい商品情報を見る。
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